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医療・AI・ブロックチェーン・IoTの専門家による
特別なセミナーです

「医療 x AI・ブロックチェーン・IoT」をテーマにした、ハッカソンと同時開催のセミナーイベントです。
各界の著名な講師をお招きした、約5時間のセミナーとなります。

ここでしか聞くことができない特別なトピックもありますので、ぜひご参加ください!

セミナー開催概要

日時2017年 3月 4日(土) 11:00 〜 18:30
3月5日(日) 9:00 〜 9:45 (特別講演)
場所星野リゾート 磐梯山温泉ホテル ほか
住所福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68
参加費一般:15,000円 / 大学生:8,000円
※ハッカソン競技に参加される方は無料でご覧いただけます。お申し込みは不要です。
※特別講演はどなたでも無料でご覧いただけます。

参加申し込みは締め切りました。

タイムスケジュール

2017年3月4日(土)

11:00 〜 11:45基調講演 超知能の作り方
講演者:松田 卓也

講演概要:カーツワイルによれば2045年にはシンギュラリティが到来するという。シンギュラリティとは全人類に匹敵する知能を持つ超知能が出現する時であると定義する。その前に、一人の人間に相当する知能を持つ汎用人工知能が出現する時をプレ・シンギュラリティと定義すれば、それは2029年の頃であろうと予想されている。

超知能を作るには、ハードとソフトを作らなければならない。ハードに関しては、日本は有利な立場にある。齊藤元章氏の提唱する1千億コア、100兆インターコネクトを持つ脳型コンピュータ構想があり、2025年までに実現するという。これができると人間1千万人分の知能に匹敵する。

ソフトとしては、人間の大脳新皮質の基本アルゴリズムであるマスターアルゴリズムを解明する必要がある。そのあるべき姿は、近年の神経科学の発展と相まって、だんだん見えて来た。本講演では、超知能作りの道筋について語る。

14:00 〜 15:20基調講演 Privacy Shield と Safe Harbor (の秘密と嘘) : EUのデータ越境問題
講演者:高間 剛典

講演概要:EUで2018年から施行されるGeneral Data Protection Regulation (GDPR)とその前身になる1995年のData Protection Directive (DPD)に始まり、EUではEU市民のパーソナルデータの保護のためにかなり緻密なプライバシー保護法制度を取っています。またEU加盟国外へのEU市民のパーソナルデータの越境移動にも神経質な保護を求めています。
このためアメリカは、1990年代から交渉の末Safe Harbor合意をEUと結びパーソナルデータの移動を認められてきましたが、Facebookによるデータの扱いにまつわる問題などから再交渉を求められ昨年Privacy Shield合意として再設定されました。

このEU市民のパーソナルデータの越境移動問題は日本企業にとっても無縁ではなく、EU市民のパーソナルデータを扱うウェブサービスの提供やEU市民を含む多国籍企業での労務管理などの際に直接的に問題になってきます。さらに今後のゲノムデータの取り扱いや、医療他のIoT機器のクラウドベースのサービスなどでは、どうなっていくのかの見通しがまだ霧にかかったままです。

このトークでは、EUでのパーソナルデータ保護の考え方の要素を歴史的な流れを含めて解説し、今後の予想を立てるための見方についてお話します。

15:30 〜 16:20講演 ブロックチェーンのハイパープロジェクト
講演者:武宮 誠

講演概要:ブロックチェーンの概要、ハイパーレジャーの進捗、またはハイパーレジャーいろはについての説明。特にハイパーレジャーいろはのデザインとバージョン1.0の定義について述べる。

16:30 〜 17:20講演 【Before Singularity】複雑化する社会におけるイノベーションの思想 ~現状の政官民の取り組みから人類の挑戦まで~
講演者:東 博暢

講演概要:1969年ARPANET発足から現在まで情報通信革命により、市場・社会・経済が「複雑化」し、これまでの人々が「定義」してきた産業構造が急速に構造変革を起こしています。
このような「複雑系」の中から新たな「創発」が起こり、イノベーションが加速し、あらゆる領域でPOWER SHIFTが起こっております。 この大きな転換期に我々はどのような思想・VISIONを持つべきか、政府の委員会や産業界のスタートアップへの投資現場に身を置くものとしてお話いたします。

17:30 〜 18:30パネルディスカッション 医療におけるIoT、AI、ブロックチェーン 〜 モノがモノを超える時 〜
出演者:笹原英司、高橋郁夫、鎮西清行

講演概要:医療におけるIoT、AI、ブロックチェーンの応用をロボット手術などの事例を交え、法律面や、安全の枠組み、セキュリティ対策、ブロックチェーンの具体的な脅威、適用領域などを考えます。

モデレーター:東 博暢

2017年3月5日(日)

9:00 〜 9:45特別講演 VR/AR/MR/HologramとMed-techトレンド
講演者:杉本 真樹

講演概要: 医療現場での仮想現実(VR)/拡張現実(AR)/複合現実(MR)、ホログラムなどのデジタルテクノロジーの最先端活用を、実践的事例を交えご紹介します。
Oculus RiftやHTC VIVEなどのHMD情報端末をはじめ、360°動画撮影可能な全天球カメラ、スマホ型ARとして位置計測センサー搭載のLenovo Phab2 ProやMRゴーグルのMicrosoft HoloLensなど最新デバイスの活用実例から、3Dモデル作成のコツ、Unityアプリ開発、魅力的なコンテンツ制作法など、実例を交えわかりやすくご紹介します。

講演者紹介

[写真]松田卓也

松田 卓也 / Takuya Matsuda

ブロードバンドタワーAI2オープンイノベーション研究所

1943年 大阪生まれ
1970年 京都大学理学研究科物理学第二専攻博士課程修了、理学博士
1970年 京都大学工学部航空工学助手
1973年 同助教授
1992年 神戸大学理学部地球惑星科学科教授
2006年 同定年退職、神戸大学名誉教授
その間、英国ウエールズ大学客員教授、国立天文台客員教授、日本天文学会理事長を歴任
現在はジャパンスケプティクス会長、NPO法人あいんしゅたいん副理事長、ハードSF研究所客員を勤める。著書に「2045年問題・・・コンピュータが人類を超える日」「人類を超えるAIは日本から生まれる」「間違いだらけの物理学」など多数。

[写真]高間剛典

高間 剛典 / Gohsuke Takama

メタ・アソシエイツ (Meta Associates) 代表
ITセキュリティ・データプライバシー・コンサルタント
英プライバシーNGO "Privacy International" アドバイザリー役員
テクノロジージャーナリスト

インターネットとテクノロジーの最新状況、セキュリティとプライバシー保護政策、重要インフラ保護政策などの動向のリサーチをもとに、様々なコンサルティングを提供している。電子機器設計製造を手がけた経験に基づく技術動向分析により、テクノロジー事業戦略立案、政策立案のための調査やアドバイス、Black Hat、PacSec、CanSecWestなど国際コンファレンス制作運営、セキュリティテストのプロジェクト管理などを手がけている。

[写真]武宮誠

武宮 誠 / Makoto Takemiya

ソラミツ株式会社

ソラミツ株式会社の共同創業者及び共同最高経営責任者。現在東京大学大学院情報学環の博士課程の学生。

[写真]東博暢

東 博暢 / Hironobu Azuma

株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 主席研究員/融合戦略グループ長
Incubation & Innovation Initiative/未来  Founder & 統括Director 

一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC) 理事
一般社団法人日本スタートアップ支援協会 顧問
一般社団法人 日本経済団体連合会「Society5.0実現部会 大都市WG メンバー
総務省 情報通信審議会 技術戦略委員会 人工知能社会実装WG 構成員
総務省 国際的なデータ流通促進に係る検討会 構成員
総務省 ICT街づくり推進会議 スマートシティ検討ワーキンググループ 構成員

近年は、科学技術の商業化を推進するオープンイノベーションプログラムを政府と共に運営しており、研究開発型起業支援にも取り組む。
また、異業種連携の事業コンソーシアム「Incubation & Innovation Initiative」を組成し、民間主導による調査研究、事業開発、スタートアップ支援、政策提言を実施し、全体統括を行っている。

[写真]笹原英司

笹原 英司 / Eiji Sasahara

特定非営利活動法人ヘルスケアクラウド研究会・理事

千葉大学大学院医学薬学府博士課程先進医療科学専攻修了(博士・医薬学)。旧労働省(労働基準監督官)、The Wall Street Journal等の勤務を経て、B2C/B2Bのデジタルマーケティング実務と、健康医療/スマートシティ/金融分野のITガバナンス関連調査研究を行った実績を有する。日本クラウドセキュリティアライアンス代表理事、在日米国商工会議所ヘルスケアIT小委員会委員長、在日デンマーク商工会議所会員等の活動の傍ら、ITmedia、日経FinTech等に執筆中。

[写真]高橋郁夫

高橋 郁夫 / Ikuo Takahashi

駒澤綜合法律事務所所長・弁護士

駒澤綜合法律事務所所長・弁護士、株式会社ITリサーチ・アート代表取締役、宇都宮大学大学院工学部講師。情報セキュリティ/電子商取引の法律問題、特に、脆弱性情報の責任ある流通体制・ネットワークにおけるプライバシーとセキュリティのバランスなどを専門として研究する。法律と情報セキュリティに関する種々の報告書に関与し、多数の政府の委員会委員(総務省「次世代の情報セキュリティ政策に関する研究会」など)を務める。著書に「デジタル証拠の法律実務Q&A」「仮想通貨」(ともに共著)。平成24年3月 情報セキュリティ文化賞を受賞。

[写真]鎮西清行

鎮西 清行 / Kiyoyuki Chinzei

産業技術総合研究所 健康工学研究部門 副研究部門長

博士(工学)。長年コンピュータ外科分野で活躍、手術のための生体力学、MRI対応ロボティクスなどの新分野を開拓してきた。近年は医療機器の薬事審査、医工連携の経験に基づくレギュラトリーサイエンス、医療機器産業の振興にも深く携わる。汎用パソコンを利用して内視鏡画像処理などを行う医療機器用ソフトウエアを開発するSDK「SCCToolKit」を開発。IEC手術ロボット安全性規格ワーキンググループのプロジェクトリーダー

[写真]杉本真樹

杉本 真樹 / Maki Sugimoto

医師/医学博士
国際医療福祉大学大学院 准教授
株式会社Mediaccel 代表取締役CEO
HoloEyes株式会社 取締役COO

外科医として臨床現場から医療・工学分野での最先端技術の研究開発と医工産学連携による医療機器開発、医療ビジネスコンサルティング、知的財産戦略支援や科学教育, 若手人材育成を精力的に行っている。医用画像解析、仮想現実(VR)/拡張現実(AR)/複合現実(MR)、内視鏡手術機器、低侵襲手術ロボット、手術支援システム、3Dプリンターによる生体質感臓器造形など医療•工学分野での最先端技術開発で多数の特許、学会賞などの高評価を受ける。 医用画像解析アプリケーションOsiriXの公認OsiriX Ambassador。2014年Appleにて世界を変え続けるイノベーターとして紹介。2016年株式会社MediaccelおよびHoloeyes株式会社を共同創業。また医療・教育・ビジネスなど国内外の多分野でスピーカーやプレゼンテーションコーチングを行なっている。